今週のお題 : 「春が来たら」

初めてピカピカのランドセルを背負って
背の大きなお兄さん・お姉さんと一緒に小学校に向かった。
ランドセルには黄色いカバーの「交通安全」。



それまでは
「お兄さん・お姉さん」だったのに
呼び名が「先輩」とかわった。
黒い詰め襟の学ランが
小さな体とアンバランスだった。



やがて「先輩」と呼ばれるようになり、
「後輩」ができた。



9年間ほぼ一緒だったメンバーが
「受験」をむかえ
それぞれの道に進んでいった。



同じように
それぞれの道からやってきた
新たな友だちができた。



12年間 皆勤賞を表彰された。



梅の花を初めて見に行った時、
雪の中の京都だった。
梅の花を美しいと感じるようになったのは
暖かいこの季節だった。



告白は別の季節でも
別れを告げられるのはこの季節。



季節の変わり目は
去りゆく季節と
訪れる季節があるので
出会いと別れの繰り返し。


そして春は


日本ではとくに
入学・進級・卒業・異動がこの季節だから
たくさんの人々が入れかわる。
嬉しくもあり
寂しくもあり
ワクワクであり
トキメキである。



また梅の花が咲きつつある。
今度の春は
どんな出会いが待っているのだろう。



春が来る。
きれいな華の下で
旨い酒でも呑みながら
素敵な友と
いつも以上の大きな夢を語り合いたい。



叶えるための。