恋空☆予感<Do you love anyone? You blush!>

空が研ぎ澄まされて透明度を増してくる冬の夕刻に

空に自由にひろがった雲の顔色が少しずつ色づいてくる
ほのかにはにかんでいるのか…
あるいは寒いのでお酒でも呑んだのか…

やがてあかね色の雲は青みをおびながら空の中にとけこんでいく。
秋の深まりが 急速に 冬につつまれていくがごとくに…

また別の場所にもはにかみ雲が浮き上がる。
青く澄みきった空の中で
冬の厳しい陽射しをあびて
優しくはにかむ

僕らの心を透きとおらせてくれる力をもった
淡い水のちから。
いつまでもそこに存在している事ができない雲が
私たちに見せてくれる生きざま。

淡い雲の恋の姿